The details of the car
消費税込価格664万円
H28 1月 51km H29 9月 7,100km H30 4月 13,942km H30 11月 21,084km
メルセデス・ベンツGクラス。「ゲレンデ」などとも呼ばれ、特にお金持ちの若いオニーサン、スポーツ選手、芸能人を中心に、ストリートの人気者である。東京なんて行けば、それはもうSクラスの10倍は走っているように感じるほど。誇らしげに街を闊歩している。
「G」は、「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字から来ている。オフロード車を意味するドイツ語である。
Gクラスは大きく分けると2世代しかない…といえば少々意外だろうか。1979年にデビューした初代=W460の後は、1990年フルモデルチェンジのW463、これだけ。え?2018年以降の現行型は?と思われる方もいらっしゃるかもしれないけれど、あれも大枠ではW463。厳密にはW463Aと呼ばれ、フルモデルチェンジ並みの変更点であったけれど、W463を踏襲する。
「ゲレンデ」を目の前にすると、かなり大きい。全長:4575mm、全幅:1860mm、全高:1970mmというボディサイズはもちろんのこと、視覚的に大きいと感じるのは、フロントノーズの高さ、起立するフロントガラスなどによるプレッシャーによるところが大きい。
ドアノブを握り、親指でボタンを押すと、ガッチャン。ラッチが外れる音がする。外ヒンジの薄くて重いドア開き、よいしょっと乗り込むと、気分はもう無敵状態。目線は高く、ガラスの大きさと角張った車体ゆえ視界はいい。ダッシュボードの薄さが少し古風でワークホース感がある。ドアを締めるとカキンッ。室内の空気が密閉される感覚になるくらい精緻だ。